潰瘍性大腸炎
安倍首相が辞任する原因となった疾患として 一気に有名になりましたが、当院でも数名外来 通院されております。先週も大腸内視鏡検査にて また1例発見しました。
<症状>
下痢、腹痛、粘液を伴う血便、発熱
<疫学>
患者数;約22万人
難病に指定されており、当院は難病指定医に
登録されており、診断書を作成します。
<原因>
不明だが、抗生剤、食生活などで腸内細菌叢がくずれ、
なんらかの免疫異常がおきたと推測されている。
<内視鏡所見>
血管透見の消失、粘膜粗ぞう、びらん、潰瘍、膿性粘液
<治療>
基本的には、経口5-ASA製剤(安倍首相はアサコール)
効果不十分な場合、ステロイド剤、最近は注腸フォーム
も発売。外来で使えるバイオ製剤も発売されている。